友人から面白い話を聞いた。
「植物がしたがっていることを先にやってあげると、大抵のことは解決するよ」と。
梅雨が始まり、明けたと同時に一気に夏。夏野菜達は雨と太陽の恩恵を受けて、続々と収穫時期を迎えている。葉物野菜は収穫すると終わりだけれど、実を付ける野菜はこれから10月くらいまで、ずっとその植物と付き合っていく。
今までは、葉が黄色くなったから切ろうとか、枝がこう伸びてきたらここで切る、というセオリー通りのやり方が主だったのが、葉を落としたそうだとか、こう枝が伸びたそうだという植物視点で見るようになった。
その視点は、もしかしたら(というよりほとんど)、僕のエゴかもしれないけれど、今までよりも作業に意味付けが出来るようになったことで、あまり迷わなくなったことが嬉しい。
毎年のことだが、梅雨時期の雑草の伸び具合に関心する。
我先にと芽を出して、上に上に成長し、時に暴力的に他の植物を退ける。
春のやさしい雑草とは全く違う。
長ネギはもう雑草がネギを覆ってしまって、手を入れた時には、ずいぶんと枯れていた。
ジャガイモも、雑草に埋め尽くされてどこにあるかわからないので、ジャガイモの葉ごと、全て刈り取ってからの収穫となった。
茄子も雑草が生えないように黒いビニールを株元に敷いているのだけど、這って、あるいは、つるを伸ばして、エリアに侵入してくる。放っておけば茄子がどこにあるかわからなくなる。
しかも、中途半端に刈ると、増える。刈った部分から2本も3本も芽が出て、畑一面に蘇っていた時は立ち尽くした。
「雑草との闘い」などとこの辺りではよく言いますが(全国的に?)、見極めて、守っていかねば、収穫まで辿りつけないことが多々あります(要するに僕の怠慢です...)。
これから秋冬野菜の準備が始まる(始まっている)。
7月中下旬の猛暑続きで、苗が1000株以上枯れてしまった。
油断すると、小さなポットはすぐにカラカラになる。
雑草もすごい。
暑くて廊下に猫がぽつぽつと転がっている。
色んな失敗があったりで、落ち込むことが多かった7月。
そんな中でも、野菜箱を頼んでくれる方達がいて、今日も発送させてもらえる。
待ってくれている人がいる。本当に有難いことです。
僕が畑に立つ大きな理由です。
いつもありがとうございます。
今度はちゃんと苗が育ちますように。。
津金勇太
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