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2023年を終えて

雪がとても少ない冬だった。

いつもなら雪仕事に追われるのだけど、穏やかに過ごせている。

全く降らないということもないので、愛犬の散歩に出掛けると雪景色がとても美しい。

そんなことを感じられるのも、昨年、沢山の方が樹木の野菜やお米や果物を食べて頂いたからだと、とても感謝する。また今年も農業が出来ることを感謝する。

ふと、思う事がある。

何万とある職業の中で、農業を選んだこと。

生まれ、出会って、影響され、経験し、考えて、

その全てが偶然の重なりで、今こうして、農業にたどり着いている、ということ。

生まれた場所や出会った人が違っていたら、農業を選んでいなかったかもしれない。

天職、とは思わない。

今までの全ての出来事が導いてくれたこの仕事を、全力でやろうと思う。

そして、農業が架け橋となって、沢山の繋がりができたことをとても嬉しく思う。

昨年関わって頂きました皆さま、本当にありがとうございました。


とても遅いのだけど、2023年を振り返ってみようと思います。


昨年の育苗は失敗の連続だった。

春は寒かったり暑かったりと気温が安定せず、種を何度も蒔き直した。

電熱線を使って温度を上げて育苗をすることに疑問を感じて、

昨年は、電熱線なしで育苗をしたのだけど、温度調整が難しかったことも一因。

(夏野菜などの一部は、踏み込み温床という発酵熱で温める方法で育苗)

無事に大きく育った苗も寒波によって、枯れてしまった苗も沢山あった。

夏に1か月半ほど雨が降らなったことで、その時期に種を蒔く人参や大根、

また、苗を植え付ける野菜は、発芽しなかったり、干ばつによって植えた苗も枯れてしまった。

大きなタンクに水を入れて、初めて畑に水やりをしたのだけど、

1時間もすれば乾いてしまうし、面積が大きい畑では、人口的に水をやるのは限界がある。

自然に抗うことはとても大変なことだと実感した。

田んぼでは水不足で、特に天水(自然に流れる水)で水を入れている田んぼは干上がった。

黒米は水がないと黒く色が付かない。

とても天候に振り回された年だった。

だけど、雨がどれだけ大切なのか、身に染みてわかった。

種は、土と水と気温が揃って初めて発芽する。

毎年思っていることではあるけれど、どれも当たり前ではないことを改めて感じて、

自然現象を有難く思うようになった。

育苗は思うようにいかなかったけれど、野菜達は元気に育ってくれた。

種を蒔き、植え付けて、根が土を掴むまでが僕達の仕事。

後は、植物と微生物の力だ。至らない部分が沢山あったのに、

昨年も植物達から沢山の実りを頂いた。本当にありがとう。

今年は育苗を見直そうと思う。

育苗期間中は、小さなポットが植物の生きる世界になる。

育苗土の見直しと、水と温度。

もっとこの期間を大事にしていこうと思う。


今は3月。さぁ始めようかと思っていた所に雪が降って、

しばらく動けなくなってしまった。焦る気持ちを抑えて、

天気が安定するまで待とう。待つことも大事だ。


2024年の農業が始まります。

天気に恵まれますように。そして、皆様にとって良き1年となりますように。

今年もよろしくお願い致します!


野菜・米処 樹木

津金勇太・美雪

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